移動式シネマ・サウナバス「JOURNEY」が解禁!焚き火×サウナ×熱燗の極上アウトドア体験

焚き火に触れ、サウナに浸かり、熱燗を頂く
2024年10月19日〜20日、福島県須賀川市にある絶景の大自然を舞台とし、キャンプギアブランド『GRAYSCALE STUDIO』、サウナブランド『THE PANESE』、熱燗専門店『髙崎のおかん』による共同イベントが開催された。
焚き火×サウナ×熱燗でただ体温が高まるだけではなく、参加者同士の交流から熱が生まれ、そして、心の熱も高まり続けるプライベートアウトドア体験イベント。
サウナを通じてアウトドア体験をさらに昇華させる、THE PANESEの移動式シネマ・サウナバス『JOURNEY』が初お披露目となった。
Organizer&Guest

『THERMORIZE』と名付けられた本イベントは、無彩色に特化したキャンプギアをプロデュースする『GRAYSCALE STUDIO(グレースケールスタジオ)』と、サウナ×自然の融合により、新たな価値発見をするサウナブランドメーカー『THE PANESE(ザ・パニーズ)』の共同企画。
さらに、地元福島県双葉郡出身である髙崎丈さんの熱燗専門店『髙崎のおかん』とのコラボレーションが実現した。
また、ゲストとして、最先端の量子最適化技術を用いたソリューションを提供する『FINE TUNING(ファインチューニング)株式会社』の代表・西村凌さんにも参加していただいた。
自然に恵まれた響の森でイベントが開幕

イベントの拠点となったのは、福島県須賀川市にあるプライベートキャンプ場『響の森』。
標高400mの静かな山林にひっそりと存在し、テラスデッキのある丘からは、長閑な田舎の風景が一望できる。

焚き火を囲むように配置されたのは、センスが光るブラックのキャンプギアとPANESEの移動式シネマ・サウナバス。
「焚き火で温まったり、サウナに浸かったり、熱燗を頂いたり。とにかく自由に楽しんでください。そして、みんなで語り合って心の熱まで高めていきましょう。」
GRAYSCALE STUDIOの太田さんはそう語り、乾杯の合図で本イベントはスタートした。

焚き火を囲むように設置されたセンスの光るブラックギアと、熊本県から遥々やってきたTHE PANESEの移動式シネマ・サウナバス。
初めましての参加者も、気の知れた仲間同士も、各々が好きなお酒を片手に笑顔で乾杯して団らんを楽しんでいた。
移動式シネマ・サウナバス『JOURNEY』が遂に解禁

本イベントの目玉の一つである、THE PANESEの移動式シネマ・サウナバス『JOURNEY』が初お披露目となった。
THE PANESE(ザ・パニーズ)は、日本の自然観と美意識、趣きを再解釈し、言葉にできない体験を通じて、新たな未来を切り拓くサウナブランドメーカーだ。
その土地にしか存在しない文化や自然、そして、人との繋がりから新たな価値を発見する手段として、独創的なセンスを体現したサウナを提供している。
大型バスを丸ごと買い取り、ボディから座席まですべてリニューアルして作られた移動式シネマ・サウナバス、その名も『JOURNEY(ジャーニー)』。

自然の彩りと調和するシックなブラックボディには、存在感のある『THE PANESE』のネームがペイントされている。
室内は前方と後方に区切られており、前方がシアタールーム、後方が本格的な薪サウナという遊び心満載な設計だ。
本格的な薪サウナで、“熱に浸かる”

バスの後方に設置された薪サウナは、熊本県阿蘇小国町で300年以上の歴史を刻む小国杉を主材料として作られている。

大人4名まで入室可能なサウナ室には、長野県佐久市で地産地消に励む『サトーステンレス』の職人が魂を込めて作り上げたサトー式薪ストーブが設置されている。

サウナ室の天井には、ノルスタジックな雰囲気を醸し出すステンドグラスが埋め込まれている。このステンドグラスは、日本で希少なステンドグラス職人『松浦えりこさん』が手作りで製作したものだ。
太陽光がアンティークガラスに差し込み、光と影による幻想的な演出を楽しめるようになっている。

薪を焚べながら、窓から覗く炎々と燃える炎を眺める。薪がパチパチとはぜる音、杉特有の清々しい香りが、心地よい瞑想を促してくれた。
ほどよく汗が出てきたタイミングで、アロマ水を使ったロウリュを体験。熱を帯びたサウナストーンにかけたアロマ水が、「ジュワー」という音と共に蒸発し、爽やかな香りと熱波が一気にサウナ室を包み込む。

あっという間にサウナ室は高温状態になり、全身から汗が吹き出す。
フィンランドの古き良きスタイルをリスペクトし、職人の匠の技と仲間たちの絆を結集して誕生したのが、この薪サウナだ。

ここは都会にあるサウナ施設ではなく、何もない大自然のど真ん中にポツリと置かれたバスの中。
扉を開けると、緑の山林に囲まれた長閑な風景が目の前に広がっている。
非現実的な体験をしていることを再確認し、感動を覚えた瞬間だった。
自然と一体化し、心も体も”ととのう”
サウナ室を出たあと、キンキンに冷えた水風呂に浸かって心身をリフレッシュ。

年甲斐もなく、子どものように「キャーキャー」騒ぐ大人たち。
水風呂の後は、須賀川市の恵まれた自然と町並みを見下ろせるテラスデッキで外気浴だ。

深い深呼吸で、おいしい空気を思いっきり肺へと吸い込む。そして、火照った肌で森林のマイナスイオンを吸収する。
これぞ、贅沢すぎるリラックスタイム。
圧巻の景色を目の前にして、木々が風に揺られる音や鳥のさえずりを聞きながら、静かに心を体を落ち着かせる。
映画館を切り取ったかのような、”別世界の再現”

『JOURNEY』前方の入り口の扉を開けて、まず目に入ったのは、お客様を迎え入れる「WELCOME」という文字と綺麗に並べられたお菓子やお酒。
紅色のエレガントなカーテンで仕切られた空間に足を踏み入れると、そこにはまるで、別世界のような大人の空間が広がっていた。

音にこだわった本格的なサウンドシステムとプロジェクター。
映画館で使われている本物の座席を設置したシアタールームは、まさに大人の隠れ家だ。
映画館の一部をそのまま切り取ったかのような空間を、バスの中で再現している。

座席の座り心地は最高で、サウナでととのった後にそのまま眠りについてしまった参加者もいたくらいだ。
機材・設備環境が充実しているため、好きな映像を流し、爆音で音楽を聴けるのは嬉しいポイント。Netflix・U-NEXT・YouTubeなどの動画配信サービスはもちろん、迫力のサウンドシステムで聴く音楽ライブやスポーツ観戦は盛り上がること間違いなし。
子どもたちが楽しめるように、Switchなどのゲーム機を接続して大画面で遊ぶことも可能だ。
自然空間で楽しむ、職人の”飯”と”酒”

サウナでととのった人たちや、お酒を片手にした人たちが焚き火を囲み、賑やかな会話で宴のボルテージがどんどん上がっていく。
キャンプ場でのアウトドア体験に欠かせないのが、旨い飯だ。
昼食は、熱燗専門店『髙崎のおかん』がお酒に最高に合うつまみを、山形肉そば店『雨カ天晴 (うかてんせい)』が温かい蕎麦を振る舞ってくださった。

THE PANESEのメンバーでもあり、雨カ天晴のオーナー澁谷さんが、その手で一つひとつ山形肉そばを湯で上げる。

カウンターにずらっと並んでいるのは、日本の銘酒の数々。

髙崎のおかんのオーナーである髙崎丈さんが、日本酒好きの舌を唸らせる名品をチョイスしてくださった。
福島県郡山市の酒蔵『仁井田本家』が、無農薬・無化学肥料で育てた自然米で造った『にいだしぜんしゅ』や、京都府の向井酒造が伊根町で復刻栽培した古代米を配合して造った『伊根満開』など。
他にもさまざまな日本酒やクラフトビールが振る舞われ、日が落ちる前からほろ酔いの参加者が続出した。
“究極のととのうサウナ体験”を実現する、FINE TUNING
『FINE TUNING株式会社』の代表・西村凌さんが、究極のととのうサウナ体験を届けるサウナ専用バンド『S-BAND』をご用意してくださった。
FINE TUNING(量子最適化)とは、原子よりもさらに小さい量子レベルで、自然界におけるあらゆるモノを本来あるべき姿に最適化する技術だ。

S-BANDは、最先端素材であるFINE TUNING®︎ TEXを採用しており、「身につけているだけで血行の促進と体温上昇が期待できる」と、西村さんが説明してくださった。

参加者がS-BANDを手首に着用してサウナを試してみたところ、確かに指先から温まるような不思議な感覚があったそうだ。
S-BANDは、高温環境のサウナで使用できるのはもちろん、日常生活でも究極のデトックスをサポートする。
量子最適化により、通常のサウナ体験では出せない汗をかける可能性を秘めているS-BAND。サウナ愛好家なら、ぜひともゲットしておきたいアイテムだ。
“音”と”感情”が生み出す、唯一無二のデジタルアート

『THERMORIZE』と表示されたこのディスプレイは、ビジュアルプログラマー「福井悠人さん」が手掛けるデジタルアートだ。
環境音や会話、音楽を音響解析し、周波数・振幅・リズム・ノイズなどの特徴からデジタルアートのエフェクトやウェーブ、カラーなどが変化する仕組みになっている。
さらに、感情分析を通じて色温度が変化するようになっており、その場の音や感情がデジタルアート全体に反映するようだ。
ビジュアルの成長は千変万化であり、その日、その瞬間にしか生まれない唯一無二の作品が誕生する。
参加者は度々このデジタルアートの前に立ち止まり、興味深くその変化を眺めていた。
漆黒のキャンプギアによる炎の演出で、“熱に触れる”
秋冬キャンプを象徴するギアと言えば、やはり焚火台だろう。
参加者で賑わう円の中心で、ひときわ目を引く存在となっていたのが、キャンプギアブランド『GRAYSCALE STUDIO』がプロデュースする焚火台、『Re:FACE FIRE PIT』だ。

通称グレスケは、独自性の高い無彩色キャンププロダクトをプロデュースするクリエイター集団であり、ブラックギアに特化したシリーズ『#0 EXPERIENCE SERIES』を展開している。
その第一弾として、2024年10月4日にリリースされたのがこの焚火台だ。

ロゴマークを模したウォールパーツ、スタイリッシュなデザインでありながら、無骨で重量感のあるフォルム、そして美しい曲線を描いた独特のフレーム。
一般的な黒染めでは得られない光沢感のあるマットブラックが、森林の深緑や青空の爽快さをさらに際立たせている。
時の流れを忘れさせる、”贅沢なひととき”
楽しい時間ほど早く過ぎるとよく言うが、この日はまるで別次元にいるかのように、時の流れが驚くほど緩やかに感じた。
五右衛門風呂でリラックスしているのは、昼食で山形肉そばを振る舞ってくださった澁谷さん。

ひと仕事を終え、黄昏時の空を見つめる。
何やら、焚き火のほうから美味しそうな料理の香りが。
視線を向けて見ると、串刺しにした大きな魚の切り身を豪快に炭で炙っている丈さん(髙崎のおかん)の姿が見えた。

今宵は、熱燗と熱燗に最高に合う料理が待っている。
仲間たちと無邪気に楽しんでいた参加者たちが、その美味しい匂いに釣られてロッジに集まってくる。
いつの間にか辺りは暗くなり、須賀川の町にもすっかり明かりが灯っていた。

味覚が研ぎすまれた状態で、“熱を頂く”
『髙崎のおかん』は、”火を入れる”をテーマに、日本古来からずっと飲まれてきた熱燗とさまざまな料理のペアリングをする、東京都目黒区の熱燗専門店だ。

今回は普段なかなかやらないというBBQスタイルで、新鮮な肉や魚、野菜、自然栽培の緑米などを使った料理を振る舞ってくださった。
早速テーブルに置かれたのは、薪で炙ったカツオとサワラを乗せた、贅沢なちまき寿司だ。

他にも、福島県の浪江町や南相馬で育てられ、現在は那須でつくられている前田豚の骨付きロースとバラ肉や、炭火で丸焼きにした鴨肉、新鮮な野菜と天然のキノコなど、宴を盛り上げる料理の数々が提供された。
炭でじっくり炙った鴨を、参加者の目の前で捌く丈さん。

旨味がたっぷり詰まったジューシーな鴨を頬張りながら、好きなお酒を口にして、仲間と談笑する。
締めの料理には、福島県郡山市の酒蔵『仁井田本家』が自然栽培した緑米で作ったパエリアが提供された。
ただでさえ旨すぎる料理の味を、さらに引き出す存在となったのが、髙崎のおかん自慢の熱燗だった。
熱燗のプロフェッショナルが、“火を入れる”
髙崎のおかんの丈さんが手掛ける熱燗に、みんなの視線が釘付けになっていた。
絶品の料理と合わせて頂いた熱燗は、鳥取県西伯郡伯耆町で久米桜酒造が造っている『カルシス ゴールド』や、千葉県香取郡で寺田本家が造っている『香取』だ。
さらに、福島県南相馬市の小高にある酒造『haccoba(ハッコウバ)』が造った『hanamoto』なども提供された。

サウナで心も体もととのい、完璧にリラックスした状態で堪能する”食”と”酒”。
大自然に囲まれた寒空の下で、ちびちびと呑む熱燗は、風味や味わいが何層にも感じられ、その一口一口がまさに至福だった。
仲間と語り合い、”絆を深める”
お腹が満たされ、良い感じにお酒がまわったメンバーたちが、焚き火を囲むように自然と集まっていた。

火の粉が飛ぶ大きな炎で暖をとりながら、その日の体験を振り返る。
小鳥のさえずりが聞こえる静かな山林で、本来はあるはずもないサウナに入り、絶景を目の前にして外気浴をする。
そして、焚き火を囲んで、料理と熱燗のプロが手掛ける絶品の飯と熱燗を頂く。

ここには、都会のように何でも揃った便利な施設や設備なんて存在しない。
それでも、何かにひたすら情熱を注ぐ人々が集まれば、宝物のような空間と時間を生み出せるのだ。

無規則に揺らめく炎を眺めながら、お互いが夢を語ったり、近況報告をしたり、悩みを打ち明けたり、とにかく話題は尽きなかった。
この日、最高に熱が高まった瞬間かもしれない。
酒を飲みながら仲間と談笑する人。
星空の下で五右衛門風呂に入る人。
シネマルームで音楽を鑑賞する人。
一足早くテントで休む人。
夜が更けても、参加者は各々自由な時間を満喫していた。

翌朝、気温10℃以下の中、起床した人たちが寒そうにして焚き火に集まってきた。
「昨日何時まで起きてたの?」
「テントでも意外によく眠れた!」
そんな他愛もない会話が聞こえてきた。

朝食には、髙崎のおかんのスタッフさんが愛情を込めて握ってくれたおにぎりと、味噌汁が振る舞われた。
ふわふわなお米を口いっぱいにほうばり、昨晩の豚の出汁をそのまま使った熱々の味噌汁で流し込む。朝から至福の時だった。

午前9時、眩しすぎる青空の下、『GRAYSCALE STUDIO』×『THE PANESE』×『髙崎のおかん』の共同イベントは幕を閉じた。

JOURNEYの旅が始まる
サウナ×焚き火×熱燗で感じる”熱”、そして、ひたむきに何かを頑張り続ける人たちの”情熱”が融合して生まれた、完璧にととのった一日。
まるで、時間という概念が存在しない、別次元で過ごしているかのようだった。
本来そこには存在しないサウナ空間を創出し、シネマルームでの極上のリラクゼーションを提供する『JOURNEY』。
『JOURNEY』は、これから新たな地、出会い、体験を求めて、全国各地へと旅立つ。